アンチレイシスト・ベビー(Ibram X. Kendi/渡辺由佳里)

 

渡辺由佳里さんが訳した本。

しかも、テーマは人種差別とくれば読まねばと

早速図書館で借りて読んだ。

 

これは余裕があるときに

英語と日本語両方とも購入して持っておきたいな

と、思うほど、いい本だった。

 

作者のIbram X. Kendi氏は、思えば聞いたことがある

How to Be an Antiracist (English Edition)」の作者。

ポイントだけを抽出して子ども向けにまとめたのが

この本らしい。

 

今回読んだ日本語版には、社会学者の明戸隆浩さんの

解説があって、かなり丁寧で分かりやすい。

でもそんな解説があっても、果たしてこの本の

メッセージを消化しきれてるかしら?と、

思うほど、実は読み応えがある。

 

これは、是非とも大元の

How to Be an Antiracist (English Edition)」を読んでから

また再読したいと思った。

 

と、同時に人種差別問題のテーマを日本に移したとき、

どういうことが言えるんだろう?という疑問も湧いた。

 

アメリカを中心に起こったBlack Lives Matterの運動は

記憶に新しいし、これまで人種差別問題には

関心を持ってきたけど、自分が触れてきた情報が

アメリカを舞台にしたものに偏ってきたことは

自分の反省としてある。

日本での人種差別問題を掘るにあたっては、

この解説を書いた明戸隆浩さんは

かなりいい糸口になりそうなので、

彼の著書なんかも読んでみたいな。