字幕に愛を込めて(小川政弘)

 

「字幕」というキーワードにつられて図書館で借りた本。

 

幼い頃から映画が大好きだった小川さんは、

その熱意冷めぬまま、若くして直談判でワーナーに入社。

その後、長く勤め上げたワーナーで担当してきた

数々の映画にまつわるエピソードと

字幕へのこだわりを語り尽くした本。

クリスチャンでもある小川さんは、

海外の映画では必ずといって良いほど

ちりばめられている聖書や聖歌に関連する訳についても

実例を挙げながら解説している。

 

一度読んだだけでは、全部頭に入らないけど

”字幕翻訳者としての心得”的なまとめもあって役立つし、

映画のエピソードは映画別に並んでいるし、巻末には索引もあるし。

折に触れて参照したくなる気がするな~と

やっぱり購入することにした。