イラストでわかる映画の歴史~いちばんやさしい映画教室~(Adam Allsuch Boardman)

作品紹介文とか、映像コンテンツに関連した

翻訳をしていると、映像作品の製作には

本当にいろんな役割の人が関わっていることを実感する。

 

作品のあらすじや製作背景、出演者や製作者のリストや

コメントなんかをまとめてある「プロダクション・ノート」の

翻訳を初めて受けたときなんかは、本当に驚いた。

 

「監督」「プロデューサー」「製作総指揮」なんかは

よく聞くけど、それ以外の役割が数え切れないほどあって、

日本語でどう訳せば良いやら分からない。

 

翻訳会社としての定訳リストがあれば

助かるけど、なければ調べるしかない。

 

製作の工程についても専門用語が分からないと

訳しにくいものもある。

 

そこで、映画の製作についての基礎知識も得た方がいいなーと

いくつか図書館で本を借りてみた。

その内、1冊がこれ。

これは製作の工程というよりは、歴史についての本だけど

子供向けの図鑑みたな構成で読みやすかった。

 

中でも黒澤明監督を始め、日本の侍映画の影響について

見開き3ページも割かれてるのには驚いた。

作者の好みがでてるのかしら?

 

絵がレトロなような、モダンなような

色味も独特で不思議な魅力を放ってて、

作者のAdam Allsuch Boardmanについて調べてみると

イギリスのリーズを拠点にしている人。

他に出してる本は

An Illustrated History of Ghosts とか

An Illustrated History of UFOs とか

なかなかマニアックなお方。

 

更にイラストレーターとして関わっている仕事を見たら

北海道のニセコにある有名なお蕎麦屋さん楽一

プロデュースするホテル?の宣伝イラストを発見!

ホテルのページ開いてすぐ表示される桜のイラストがそれ。

日本とご縁のある方なのかな?