Becoming (Michelle Obama)

 


Becoming

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Kindleを購入して最初に読んだ本が

Michelle ObamaのBecoming。

 

途中、読書時間を取らなくなり、

なかなか進まない時期もあったせいで

10か月もかかった…

 

でも、しばらく離れてて戻っても

読み始めれば、もう一度入りやすくて

予想以上に読みやすい本だった。

 

印象深かったのが子供時代から

オバマ大統領と結婚するまでの話。

 

Michelle Obamaは、世界的に有名な元大統領夫人で

ある程度確立されたイメージがある。

でもこの本を通じて

ひとりの女の子として考えていたこととか、

ひとりの女性として成長してきた過程を知って

ひとりの人間としてのフィロソフィーをのぞけたような気がする。

とても魅力的な人だ。

 

ホワイトハウスに引っ越してからの日々の話も

おもしろかった。

ニュースなんかで見る表舞台の裏側が描かれているだけで

わくわくするし、大統領夫人として取り組んできたことも

初めて知ることばかりだった。

 

オバマ大統領もあるインタビューで話していたけど、

アメリカの大統領夫人は職業ではなく、

あくまでも大統領の夫人という立場のみ。

わきまえるべきマナーはあっても、

役割に関するマニュアルはないそうだ。

大統領夫人としてどういう活動するかは本人次第。

自由だけれど、自分がすることには

国中、世界中の注目が集まるわけで、

そのプレッシャーはきっと計り知れないものがある。

 

彼女が8年間で成し遂げたことに関しては

賛否両論あるようだけど

本を読んだ限りは、

それでも自然体で、誠実に、とても正直な

8年間を過ごしたんだろうな、という印象を受けた。

 

もちろん、Michelle Obama本人の言葉で

語られているからなんだろうけど、

オバマ大統領も魅力的な人物。

今度は、オバマ大統領の本も読んでみようかな。

 

ところで、日本では、首相夫人は

アメリカの大統領夫人ほどに

アイコン的な存在ではない。

 

今回、そもそも自分は、過去の首相夫人を

どれだけ知っているだろうか?

と考えたけど、1人か2人くらいしか思いつかない。

(私が元々時事ネタに弱いということも影響してそうだけど…)

 

情報を探してみても、歴代夫人の写真は見つかるけど、

このBecomingのように人物を知れそうな

書籍はかなり限定的。

探し切れていないのかもしれないけど、なんだか残念。

 

この一言でまとめられる話じゃないけど

カルチャーがあまりに違うのだね。

 

余談だけど、Michelle Obamaの取り組みのひとつに

肥満児削減のための食育活動があって、

そこから派生したNetflixの食育番組がある。

セサミストリートを彷彿とさせる

ワッフルとモチというキャラクターが登場して

いろんな食材について掘り下げていく30分番組。

Michelle Obama自らも登場する。

www.netflix.

 

番組に対する評価は、彼女の取り組み同様

賛否両論だけど、ほっこりする世界感。

一見の価値はあるかも。